映画なまもの

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【米袋ジャンプ】僕らのご飯は明日で待っている感想【純愛最高】

2017年1月7日公開「僕らのご飯は明日で待っている」を鑑賞してきましたので、感想をお伝えいたします!

 


映画『僕らのごはんは明日で待ってる』予告編

 

僕らのご飯は明日で待っているとは?

 

 

「一人でだって生きてはいける。でも、あなたとだったらもっと楽しい!」

瀬尾まいこの魅力を凝縮した、ロングセラー恋愛小説を「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔と、女優でモデルの新木優子の主演で映画化。無口な草食男子の高校生・葉山亮太は、同じクラスの女子生徒で、明るくて思ったことを何でも言う上村小春と一緒に、体育祭の競技「米袋ジャンプ」に出場。これをきっかけに、2人は付き合うことになり、順調な恋愛のしていくのだが、上村小春が突然別れを切り出し、二人の運命は別々の方向に進んでいくのだが....というお話。

 

 

 

 

どんな映画?

 

ものすごく簡単に言うと、主人公二人の惚れた腫れたを描いた恋愛映画です。

二人の出会い、突然の別れ、仲直りという、悪い意味で単調、良い意味で正統派で真っ直ぐ、非常にわかりやすいストーリー構成になっています。

主人公の二人は、男の子は物凄くネガティブ、女の子は物凄くポジティブといった正反対な面を持っています。しかしながら、恋愛に関してお互いとても誠実。どちらも相手の事を大切に持っているのが伝わって来て、見ていて微笑ましいです。上原さん(女の子)は、人間が非常にできた女の子で、パッとしない彼氏をグイッと引っ張って、彼を良い方向に導いてくれます。また器が非常に大きく、デートがファミレスでも、ケンタッキーでも文句を言いません!(コスパがいい!)また、全く受験勉強をしてこなかった葉山(主人公)に突然「同じ大学受験する。一緒に行こう!」と言われても、「受験なめんな!」と恫喝することなく、クスッと笑って受けいれてくれます。こないだ食べログ評価が⭐︎3.5以下はご飯じゃない」「学歴は私より上じゃないと人じゃない」という会社の同期の女の子がいましたが、そんな彼女に見せたいてあげたいですね。また、主人公の葉山君は、放って置くと丸一日くらいベンチにずっと座っているような、ちょっと危ない子ですが、基本はいいやつです。「アタイ、上原小春、ケンタッキーの味再現するねん」と鶏肉を彼女が素手で握りに握り、揉みに揉んで、練りに練りあげて作った唐揚げを「うん、悪くない」と許容して食べてくれるいい彼氏です。

そんな不器用だけど一生懸命な二人が、ぶつかりながら、お互いに関係をより良くしようとしていくハッピーな映画です。

 

印象に残ったシーンは?

二人で「米袋ジャンプ」をするシーンです!

物語のほぼ冒頭。運動会の米袋ジャンプに、二人で出場するが決まり、

仲が急激に縮まるきっかけになるのですが

なんで米袋ジャンプなんですかね?他にもっと仲良くなれそうなのありそうですが。

というかまず、米袋ジャンプって何なんですかね?メジャーな競技なんですかね?

 

そんなこんなで、運動会当日。
前走者が遅れ、誰もが緊張する中、タスキが二人に渡り、ついに二人が米袋ジャンプ挑戦します。


すると、謎のスローモーションがかかり、

画面がいっぱいにキラキラとしたエフェクトが。

そして、狭い米袋の中で、密着した二人が、ゆっくりとジャンプしながら、

音楽も効果音も無い中で、「ハァ...ハァ...ハァ...ハァ...」

と一定のリズムで刻まれるやけにデカい吐息だけ響き渡る。

 

これもうアレですよ。完全に入ってますよ。

なんかそういうイメージを持つしかない、ある意味サービスカットがあり、「これは新しいなぁ」と非常に印象に残りました。

 

しかもそのあと優勝するんですよね。米袋ジャンプのおかげで。

いや、米袋ジャンプって運動会でそんなに重要なんかい。

 

米袋ジャンプに匹敵するシーンは、他にはあまりありませんでしたが

基本的に主演の二人が、とにかく好青年・美少女なので、画面が綺麗で、美しく観ていて飽きません。二人の幸せなやりとりは、観ていて楽しいですし、それだけも十分楽しめます。また、伏線と回収がしっかりとされてるので、お話もとても面白いです。

また、片桐はいりが途中出てきて、主人公に向かって「あおくなれ」というセリフを言うのですが、そこは私は「確かに。いいこと言うな!」っとグッと来てしまいました。

 

誰と見るべき?

 

これは、デートに最適です!

今やっている映画で「ダーティ・グランパ」と「僕らのご飯は明日で待っている」のどちらをデート映画にオススメしますか?と聞かれたら、間違いなく「僕らのご飯は明日で待っている」を推します!!!(そもそもダーティ・グランパと比べるのが、おかしいですが)

誠実に付き合いたい。純愛したいと思っている男の子は、この映画を一緒に見て、美味しいものを一緒に食べて、本気で告白したら、ワンチャンあると思います。というか多少なりの手助けにはなるかと思います。おすすめです。

 

 

恋愛系の邦画はあまり見ないのですが、2人の関係は微笑ましく面白く、観て良かったです。